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問題解決が得意なら、この世は天国

書評 学問 問題解決

こんばんは。黒田正一です。

 

今日も本の紹介なのですが、今回は取り上げた本の内容そのものより問題解決一般に関する話の比重が大きくなってしまったことをお断りしておきます。

 

はじめに

今回のブログのタイトルにもある「問題解決」って皆さんどういう意味でとらえてますか?

 国語のテストの問題、数学のテストの問題、英語のテストの問題…

もしくはビジネスマンの方なら、仕事上の問題解決のことを思い浮かべるかもしれません。

それらももちろん問題に含まれますが、問題というのはもっと広い意味があるのです。

戦争がなくならないのも問題、私の給料が増えないのも問題、私の仕事が終わらないのも問題、私がモテないのも問題、缶詰を食べようと思ったのに缶切りが見つからないのも問題。

言ってみれば私達が生まれてから死ぬまで、人生の中で悩むことすべてが問題といえます。

暗い話になってきましたが、まだ「戻るボタン」は待ってください!

ここから明るい方向にいきますので。

人生はすべて問題を解決するために使われていると言っても過言ではない。

ということは、問題を上手に解決できるようになれば、この世は天国、人生はバラ色、とも言えるのでは無いでしょうか。

 

本の紹介

問題解決技術について書かれた本は沢山出ているのですが、今回はたまたま手にとったこの本を紹介します。

たまたま読んだにしては(失礼)かなり素晴らしい本でした。

ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ
 

 タイトルにある「ファンクショナル・アプローチ」というのは本書の軸となっている理論で、「そもそもこれは何のためにあるのか?本当に必要なのか?」というようにモノやコトなどあらゆる存在の「機能(ファンクション)」に視点を置いた問題解決技術です。

著者の横田尚哉氏はコンサルタントをなさっている方で、改善提案によって公共事業の驚異的なコストカットを実現しました。

本書では問題解決の初心者にもわかるように問題解決の基本から解説していき、ファンクショナル・アプローチをメインの理論として、その問題解決過程(問題の認識→改善点の特定→解決手段の選択→解決手段の適用→改善効果の評価)で利用できるサブ理論と言えるものも紹介しています。

 

みどころ

実は正直、順序立てたファンクショナル・アプローチはまだ利用できていない段階なのですが、紹介されているサブ理論のうち、画期的だと思ったものの中から1つを紹介させてもらいます。

解決へのヒントは、過去ではなく未来にあると考えます。「過去の再現化」ばかりでは、いつまでたってもワンランク上の問題解決になりません。未来のあるべき姿をイメージして、そこから逆算して考える、すなわち「未来の具現化」を行いましょう。

(92ページ) 

確かに問題について考えるとき、過去の成功事例や失敗事例を収集したり分類したりしがちですよね。それよりも向かうべきゴールをイメージすれば、思ったよりすんなりやるべきことが見えてくるのかもしれません。理想をイメージしながらならモチベーションも上がりますしね。

 

私の考察

 学問全体の中で問題解決研究の特徴を見てみましょう。

 

具体的な事柄を対象とする研究、たとえば生物学の研究成果で

「細胞を複製できるようになった!」

というものがあったとしたら、クローンや農業、医学などに利用できますよね。ただ全く異なる分野、例えば歴史学や地質学に応用するのは難しそうです。

 

一方、問題解決研究の成果である問題解決手法は

「〇〇という性質を持った問題は△△という方法で解決できることがわかった!」

といった感じですが、この◯◯という性質に当てはまってさえいれば、生物学などの他分野の学問はもちろんの事、企業経営や日常生活など森羅万象が△△の方法で解決できるようになるのです。

 

つまり問題解決の理論が1つ完成すれば、それを利用して他の学問や文化も同時多発的に発展することができます。

利用範囲は無限大なわけですから、問題解決研究の費用対効果は破格なのです。

 

ところで問題解決研究ってどうすればいいのかといえば、やっぱりやることは具体的な個別の問題に対する対策検討になります。

しかしその中でいつもより一段メタな視点で問題を眺めてみて、他でも応用できそうな問題解決理論を考えるようにできればそれが問題解決研究になります。

 

おわりに

 私も問題解決の勉強と研究を始めたばかりですが、皆さんも興味を持たれましたら是非読んでみてください。

そして私達の人生やこの世界をより良くしていこうじゃありませんか!